時を味わう連載 Magazine

藍の葉をめぐる -巡藍茶-

2026.3.22

2025.JuneーJuly
連載企画/時を味わう
取材協力/ひと旅のごちそう/藍屋テロワール

旅に出たくなる特別な一杯

藍から始まり広がるご縁。
素敵なものを見つける天才みたいな友人から、ある日手渡された小箱。上品で可愛らしいそれは、「ひと旅のごちそう」というプロジェクトから生まれたハーブティー「巡藍茶」でした。原材料のタデアイは、古くから日本で藍染に使われてきた植物。山野町で藍染職人として活動されている藤井さんが、豊かな土作りからこだわり育てたものです。
古来より身近な薬草だった藍は、衣のほか食用としても親しまれてきました。「巡藍茶」は藍染に使われるタデアイを、レモングラスやオレンジピールと合わせて飲みやすいハーブティーに仕上げた物。ホットはもちろん、暑い夏には水出しでスッキリいただくのもおすすめです。


数年前に藤井さんと出会い、藍と山野に魅せられたという藤本さん(ひと旅のごちそう主宰)が、お茶としての商品化を提案しました。山野の光を浴び有機栽培で育つ藍の葉。その生命力溢れる味と飲みやすさを両立するため、薬膳の専門家と共に何度も試作を重ねたそう。完成した一杯は、清涼感の中に藍の野生味も感じる唯一無二の味わいとなりました。リラックスしたい時や体調が気になる時などは、薬膳の効能で気や体の巡りが整い、穏やかにリフレッシュできます。

お二人の願いは、このお茶が山野や藍の魅力を深く知るための入り口になること。里山の風を感じるこの一杯が、あなたの新たな旅の扉を開くかもしれません。



取材協力/ひと旅のごちそう
食を通じて地域の魅力を届け、その土地を旅するきっかけを作りたいと願い始まったブランド。主宰の藤本さんは福山出身で、京都や福岡にも拠点を置き活動する。

取材協力/藍屋テロワール
山野町で藍の栽培から染めまでを一貫して手がける。工房を営む藤井さんの静かな情熱が生みだす藍は、海外でも注目を集めている。


この企画は、キタマチDiaryに掲載されています。
紙のページをめくりながら、じっくり味わってみませんか。