時を味わう連載 Magazine
豆本の世界
2026.3.20
2023.DecemberーJanuary 連載企画/時を味わう 取材協力/豆本作家 -hanaさん-
小さな豆本の大きな世界
外見からは想像もできないほどの様々な世界が詰め込まれている「豆本」と呼ばれる小さな本。これは、日本では江戸時代後期から盛んにつくられ、愛書家たちによって大切に伝えられてきたものです。手のひらサイズのものから約1mm四方のものまでさまざまな大きさ・形のものがあり、同時にその精巧な手仕事の技を見ることができます。 写真はキタマチ在住の豆本作家のhanaさんが、今までに手がけてきた豆本の中の一冊です。昨今の世界情勢を読み解き、遠い国で不安な夜を過ごしている人々を想い表現した「赤い噺」というタイトルの豆本で、彼女の慈悲深い想いが綴られています。hanaさんの豆本には、その文面の余白や行間、装釘に使われる素材や質感へのこだわりから「読む」ことだけに限定されない本への愛着や物語に込めた心のぬくもりが伝わってきます。 この他に手がけた作品の中には、美しい微生物を描き綴じたものなど、そのジャンルも様々で、繊細かつ大胆なイラストや文章表現に引き込まれ魅了されます。


宝物のような一冊をぜひ
豆本をこよなく愛する豆本作家のhanaさんの作品から、あなたにとって宝物のような一冊を、ぜひ手にとってその想いを感じ取ってみてください。


取材協力/豆本作家 -hanaさん-